ヨガ脳と小説脳
昨夜は小説教室。ゲスト講師は警察小説の大家である今野敏先生でした。
プロになって40年、空手を習い始めて40年。現在は執筆のかたわら空手を指導されているそうだ。
わたしはといえば、ヨガ歴30年指導歴17年、作家見習い歴17年とまだまだ未熟ですが。
ここのところよく考えていたのが、ヨガ脳と小説脳は両立しないのではないかということ。
ヨガは煩悩をなくし中庸を大事とする。ポーズ、腹式呼吸、瞑想が一体となって人心を「幸せ脳」に導いていく。なので、自律神経が整い前向きに生きていくことができるようになると思うのです。
一方の小説脳は逆。嫉妬、ねたみ、復讐心 、物欲、性欲、金銭欲など人間の闇の部分、それが強くないと人の心を動かす小説は書けないのではないか。自律神経が失調することが良い作家の条件なのではないか。
しかし、昨夜の講義を拝聴し、「そんなことはないよ」と優しく肩を叩かれたようでした。
「書きつづけていいんだよ。エンタメ小説は人を楽しませ幸せにするものだからね」
目指すものは同じなんだ、と。
今野先生、ありがとうございました。
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